たこぶろ

たこあしは、自然のうちで最も弱い一本の足にすぎない。しかし、それは考える足である。

現環境におけるアーキタイプ考察No.1「唐揚げ」

また会ったな諸君!

長期間のブランクがあった反動か知らないがなんと半日も経たずにブログ更新だ!


本当はこんな早々に書く予定は無かったんですがね、お題箱に投稿された1つのお題が私をまた変なテンションにしてしまったんですね。



「現環境における唐揚げの運用方法。竜田揚げとの差別点を交えての考察が聞きたい」



来たな。と思いましたね。

やっとまともなネタが来たと。カードゲーマーとしては1回くらい環境解説を挟みたいなーなんて思っていた矢先にこれですよ。

しかも唐揚げといえば昔からずっと第一線で活躍しているアーキタイプの1つですからね。今風に言えばtier1です。素人の私にも解説しやすいってもんですよ。



さて、これから解説に移って行くわけですが、皆さんの認識と本来の意味がどれだけ食い違っているのか、まずは今一度「唐揚げ」の定義を見ていきましょう。



唐揚げ(からあげ、空揚(げ)、唐揚(げ))とは、食材に何も付けず、また小麦粉、片栗粉、プレミックス(調整粉)のから揚げ粉をまぶして油で揚げた料理・調理である。下味の有無は問わない。

(Wikipediaより引用)



ということでですね、唐揚げというのは下味の有無を問わないんです。もっと言えば、元は下味を付けないのが唐揚げたる条件の1つだったんですね。

今でこそ、「今日の夕飯CSで優勝した唐揚げです!」と下味を付けないレシピを上げたら「肉の質が良かっただけだろ」「料理簡単かよーーー」などと叩かれるところですが、昔は逆だったわけですね。

しかし言葉の意味は移ろいゆくもの。現代における唐揚げは下味を付けるものと考えるのが妥当でしょう。


そして、度々論争を起こす要因の最たるものとして「何をかけるか」「何を付けるか」があります。

先ほど言及したように現環境の唐揚げは下味が付いているものが大半ですから、そこから何か付ける必要はない、という人の割合は多いでしょう。私もそのうちの1人です。

しかし、「タルタル唐揚げ」「tレモン唐揚げ」などの有名なアーキタイプに代表されるように、「何かアクセントが欲しい」派も少なくないはずです。


これに対する私の見解としては、「使用者の肌に馴染むものが良い」といった感じです。

それぞれのメリットデメリットは現環境では5分5分と言ったところだと私は思いますね。



次に、「竜田揚げ」との差別化についてです。

唐揚げ同様に、その定義から見ていきましょう。



竜田揚げ(たつたあげ)とは、魚類・肉類(食材)を醤油やみりんなどで下味を付け、片栗粉をまぶし油で揚げた料理・調理である。衣は小麦粉や揚げ物用のプレミックス粉(調整粉・ミックス粉)を用いることもある。

(Wikipediaより引用)



みなさんお気づきかと思いますが、そう、竜田揚げは下味を付けるのが必要条件なんです。

したがって、下味を付ける過程を飛ばすことで速度を上げるのが唐揚げ、下味をしっかり付けることで安定性を求めるのが竜田揚げ、と「言えた」でしょう。

過去形なのはつまり、現環境における唐揚げは下味が付いているものが大半で、竜田揚げとの明確な差別化がし辛くなっているということです。


では、他に差があるのか?

定義を見直すと、竜田揚げは「魚類・肉類」と明確なメインエンジンを挙げているのに対し、唐揚げは「食材」となんともあやふやです。

それについて調べてみると、唐揚げというのは食材に関する制限がないというのです。

しかし、ここでもまた現環境における「唐揚げ像」の壁が立ちはだかります。

唐揚げといえば肉。それが現環境の、不動と言ってもいい概念です。

もしちくわを揚げて「今日の夕飯に使用した唐揚げです」と言おうものなら、「それ天ぷら」「初心者かな?」と言われてしまうでしょう。


以上より、明確な差別化は難しいのではないか、という結論に私は至りました。



私の考察は以上になります。

考察と言っても、環境に何か意見したりすることなく、今の流れを全て受け入れるものとなってしまいましたが悪しからず。

何より、私はまだ唐揚げは触ったことがないので(笑)


オチがついたところで、今回はここまで。

よい食卓ライフを。美味しいものを食べてこその人生なのです。